青森で生まれ育ち、木目込み人形をつくる祖母や周囲の伝統工芸の職人を目にしてきた幼少期が影響し、日本の古きもの受け継がれるものに強い関心を持つ。 それらの日本人形や工芸品、青森の版画家棟方志功の作品・浮世絵の持つ共通した曲線の美しさに惹かれ、その手法を踏襲しながら美術表現として成立させられないかという試みを行う。
また同時に曲線=丸みがもたらす心理的癒し効果に着目し、色彩から感じる光と空気の丸み、円形で構成された作品を制作する。